MySQLが1つしか利用できないレンタルサーバに複数のWordPressをインストールする方法
WordPressを設置するレンタルサーバの必須条件はMySQLとPHPが利用できることです。
データベースの負荷を減らす意味でもMySQL1つにWordpressを1つインストールすることが理想です。ところが、格安のレンタルサーバなどはMySQLを1つしか利用できないことが多いです。
エックスサーバー(X10プラン)は30個、さくらのレンタルサーバ(スタンダード)は20個使えるので特に気にする必要はありません。
問題なのは料金的に圧倒的に魅力のあるロリポップのロリポプランです。ロリポプランはメインサイトを設置するには心細いレンタルサーバではありますが、サテライトサイトなどのサブのサイトを設置するのには非常に魅力的です。
そのロリポプランは残念ながらMySQLを1つしか利用できないのです。
ところがMySQLが1つしか設置できないレンタルサーバにもWordpressを複数設置することは可能です。
その方法を紹介しましょう。
実はWordPressの初期設定でも少しだけ説明していますが、改めて説明します。
設定は簡単で、
WordPressの設定時に入力する「テーブル接頭辞」をユニークな名称にします。
たったこれだけです。
テーブルとは簡単に言うと、データの入れ物のことです。
WordpressはMySQLの中にデータの種類ごとに複数のテーブル(入れ物)を作ります。
そのテーブル名の接頭辞を決めてあげましょう、という設定です。
テーブル接頭辞を
wp_susume_
に設定すると、
wp_susume_posts:投稿管理用のテーブル
wp_susume_link:リンク管理用のテーブル
のように、Wordpressが自動的にテーブルを生成してくれます。
wp_name_
のように、サイト名などをつけておけば、実はデータベースのバックアップなどの際に便利です。
各所で紹介されているように
wp1_
のように、数字をつけてしまうと、どのサイトのデータなのか分かりづらくなります。
この設定はWordpressのインストール画面ではなく、直接コンフィグファイルで設定することも可能です。
wordpressインストール時に自動生成される
wp_config.php
というファイルをFTPでダウンロードして、エディタで開きます。
$table_prefix = ‘wp_’;
という箇所がありますので、ここにお好きな接頭辞を設定できます。
Wordpressインストール直後に接頭辞の名前を変更したくなったときは、直接書き換えてください。
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2011年11月12日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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